再生医療について

ABOUT REGENERATIVE MEDICINE

What is regenerative medicine?再生医療とは?

再生医療とは、幹細胞等を用いて、臓器や組織の欠損や機能障害・不全に対し、それらの臓器や組織を再生し、失われた人体機能の回復を目指す医療です。既存の医薬品では治療が難しいものや、治療法が確立されていない疾患に対して新たな治療法となる可能性があります。
特にiPS細胞は、さまざまな器官・細胞へと分化できる多能性と、ほぼ無限に増殖する能力(増殖能)を持ち、再生医療の可能性を飛躍的に拡大させることが期待されています。

近年、大きく平均寿命は延びましたが、細胞の老化が原因となって引き起こされる慢性疾患も増えてきており、残念なことに根治できる治療法が存在しないことがあるのも事実です。今現在も、世界中で多くの患者さんが慢性疾患やその他の治療の難しい病に苦しんでいます。 iPS細胞等を活用した再生医薬品の開発・製造が進めば、人体の臓器や組織における細胞の老化が原因の疾患について、将来的に、より根本的な原因に直接作用できる治療や、高齢社会においてQOLの向上に貢献できることが期待されています。

当院、厚生労働省より再生医療等提供計画番号を受け、第二種の間葉系幹細胞治療および第三種の免疫細胞治療を提供しています。当院の製品は厚生労働省より認可を受けたCPC(細胞培養加工施設)にて、厳格に管理された施設内で製造しております。また、クリーンルームやフィルタリングによって滅菌処理された環境下で培養を実施しております(施設番号:FC7170004)。

治療についてContents

Treatment to prevent the progression of arteriosclerosis using autologous adipose tissue-derived mesenchymal stem cells自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動脈硬化の進展予防のための治療


自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動脈硬化の進展予防のための治療

当院では治療に用いる間葉系幹細胞は、生体内の脂肪から分離できる細胞です。間葉系幹細胞は血管新生、抗炎症、免疫調整等の効果のある物質を分泌する性質があり、これらの作用により動脈硬化の進展抑制あるいは症状改善が期待できる治療です。
*効果の現れ方や持続期間には個人差がございます。

治療の概要

提供する再生医療等 自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた動脈硬化の進展予防のための治療
再生医療等の分類 第二種
再生医療等提供計画の計画番号 PB7210033
対象治療者 再生医療等の対象 担当医が診察し、病歴聴取、全身状態の確認、血液検査(生化学検査、血液学的一般検査、免疫・血清学的検査、D-dimer)の結果を確認の上、下記選択基準
(1) 〜 (5)に該当する者を対象とする。
(1)下記A, BまたはCの選択基準より動脈硬化性疾患およびその素因を有すると判断され、除外基準に抵触しない方
A : 動脈硬化性疾患を有する方:血管内プラークの形成、心血管疾患の指摘(PWV≧1400cm/s、CAVI≧8.0、ABI≦0.9、IMT≧1.1、治療歴、非心源性脳梗塞の既往)、または高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙歴、肥満(BMI>25)、慢性腎臓病などの動脈硬化症の危険因子を有する方
B: 二親等内の血縁者に動脈硬化性疾患を有する家族歴がある方
C: 一般採血や遺伝子検査で動脈硬化の素因が高いと判断された方
(2)脂肪採取に十分耐えられる体力および健康状態を維持されている方
(3)正常な同意能力を有する方
(4)本治療に関する同意説明文書を患者に渡し、十分な説明を行い、患者本人の自由意志による同意を文書で得られる方
(5)問診、検査等により担当医師が適格性を認めた方
治療期間 事前説明および同意後、脂肪採取から幹細胞投与までの期間:約6週間程度
細胞投与時の所要時間 60-90分
費用 ■初回診察料:50,000円
■脂肪採取費用:300,000円
■治療費:2,500,000万円(税別)~/回
治療等のリスク・副作用 ■脂肪採取の際: 創部からの出血、脂肪採取部の皮下出血、創部の痛み・感染・浸出液、麻酔薬の副作用(吐き気・嘔吐・冷や汗・動悸など)
■幹細胞投与の際:
一時的に肺塞栓、頭痛、冷汗、嘔気、嘔吐、微熱、倦怠感、熱感など

Skin regeneration treatment using autologous adipose tissue-derived mesenchymal stem cells自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた肌再生治療


自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた肌再生治療

■当院では治療に用いる間葉系幹細胞は、生体内の脂肪から分離できる細胞です。間葉系幹細胞は血管新生、抗炎症、免疫調整等の効果のある物質を分泌する性質があり、顔や首などの加齢に伴う皮膚の変化(しみ、しわなど)の改善を目的とし、培養した自己脂肪由来間葉系幹細胞を注射する治療です。
*効果の現れ方や持続期間には個人差がございます。

治療の概要

提供する再生医療等 自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた肌再生治療
再生医療等の分類 第二種
再生医療等提供計画の計画番号 PB7230030
対象治療者 再生医療等を受ける者で下記のような疾患・条件を持つものは除外する。

1.治療中及び治療後に、継続してクリニックに来院できない場合
2.治療の同意が得られない場合
3.培養に十分な細胞が採取できない場合
4.著しく止血困難なもの
5.ステロイドの長期投与または高容量の投与を受けている者
6.HBV,HCV,HIV,HTLV-1,梅毒、パルボウイルスB19いずれかの感染が確認された場合
7.妊娠中の方
8.本治療および細胞採取時に局所麻酔または消炎鎮痛剤、抗生物質等に重篤なアレルギー歴のある方
9.敗血症、出血傾向または感染症が現れるリスクが高い血液疾患の合併症または疑いのある方
10.その他、医師が適さないと判断した場合
治療期間 事前説明および同意後、脂肪採取から幹細胞投与までの期間:約6週間程度
細胞投与時の所要時間 60-90分
費用 ■初回診察料:50,000円
■脂肪採取費用:300,000円
■治療費:1,200,000円(税別)/回
治療等のリスク・副作用 ■脂肪採取の際:
創部からの出血、脂肪採取部の皮下出血、創部の痛み・感染・浸出液、麻酔薬の副作用(吐き気・嘔吐・冷や汗・動悸など)
■幹細胞投与の際:
一時的に注射部位の赤み、腫れ、軽度内出血斑、軽い痛み、つっぱり感、熱感など

Knee joint treatment using autologous adipose tissue-derived mesenchymal stem cells自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた膝関節治療


自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた膝関節治療

当院では治療に用いる間葉系幹細胞は、生体内の脂肪から分離できる細胞です。間葉系幹細胞は血管新生、抗炎症、免疫調整等の効果のある物質を分泌する性質があり、自己脂肪由来間葉系幹細胞をひざ関節に注射することによって、すり減った軟骨の再生および痛みの軽減が期待できる治療です。
*効果の現れ方や持続期間には個人差がございます。

治療の概要

提供する再生医療等 自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた膝関節治療
再生医療等の分類 第二種
再生医療等提供計画の計画番号 PB7230020
対象治療者 再生医療等を受ける者で下記のような疾患・条件を持つものは除外する。

1.治療中及び治療後に、継続してクリニックに来院できない場合
2.治療の同意が得られない場合
3.培養に十分な細胞が採取できない場合
4.著しく止血困難なもの
5.ステロイドの長期投与または高容量の投与を受けている者
6.HBV,HCV,HIV,HTLV-1,梅毒、パルボウイルスB19いずれかの感染が確認された場合
7.妊娠中の方
8.本治療および細胞採取時に局所麻酔または消炎鎮痛剤、抗生物質等に重篤なアレルギー歴のある方
9.敗血症、出血傾向または感染症が現れるリスクが高い血液疾患の合併症または疑いのある方
10.その他、医師が適さないと判断した場合
治療期間 事前説明および同意後、脂肪採取から幹細胞投与までの期間:約6週間程度
細胞投与時の所要時間 3-5
費用 ■初回診察料:50,000円
■脂肪採取費用:300,000円
■治療費:片膝980,000円(税別)/回
     両膝1,800,000(税別)/回
治療等のリスク・副作用 ■脂肪採取の際:
創部からの出血、脂肪採取部の皮下出血、創部の痛み・感染・浸出液、麻酔薬の副作用(吐き気・嘔吐・冷や汗・動悸など)
■幹細胞投与の際:
一時的に注射部位の痛み、腫れ、軽度の内出血や皮下出血斑、違和感や重だるさなど

治療の流れFlow

以下、治療の流れです。ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

  • 内容1

    事前説明および同意

    再生医療治療を行うにあたって、治療に応じた治療の目的、安全性やリスクなど医師よりご説明します。
    患者さまと医師、両者の合意のもと、再生医療治療を行います。

  • 内容2

    適合及び事前感染症等検査

    当院にて、全身状態やこれまでかかったご病気、手術などについてお尋ねします。 治療に応じた選択基準のために検査をお受けいただき、医師より適合判定を致します。

  • 内容3

    採取

    採取は、当院の専門の医師が行います。

  • 内容4

    培養・加工

    採取後は、厳格な品質管理のもと、専門の治療に必要な細胞数まで細胞を拡大培養します。

  • 内容5

    細胞の投与

    培養・増殖した細胞を投与します。

  • 内容6

    フォローアップ検診(予後検診)

    治療に応じた、予後検査を行うため、患者さまにご来院いただきます。患者さまにおいて治療における有効性、安全性などを確認いたします。

CONTACTお問い合わせ・ご相談

ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

047-439-1021

診療時間 10:00 - 19:00 / 休診日 水・木

福岡MSC医療クリニック

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