高濃度プラセンタ注射(PFD)

2018-11


プラセンタとは?

「プラセンタ」とは、フランス語で胎盤を意味します。

お腹の中の胎児は母親の胎盤から栄養をもらっています。

そのため1個の受精卵が約280日後には、体重3000g、体長40cmの赤ちゃんに成長するために必要な多彩な栄養素が胎盤(プラセンタ)に含まれています。

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プラセンタならではの栄養素として注目されているのが肝細胞成長因子、繊維芽細胞成長因子、血管成長因子といった「成長因子」です。

プラセンタが作りだすこれらの成長因子は細胞分裂を活性化するとともに、胎児の細胞を臓器へと作り変える働きをします。

 

なかでも肝細胞成長因子は、肝臓だけでなく、他の臓器を再生・修復する作用がありますし、繊維芽細胞成長因子は、肌のハリや弾力、

潤いに欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった成分を生成する線維芽細胞の働きを活発化させるため肌の老化を防いでくれます。

 

 

プラセンタは「厚生労働省が認定する美白成分」の一つです。

不要な細胞を取り除き、新しい細胞の成長を促す作用を持っているので、様々な肌トラブル(ニキビ・たるみ・乾燥など)の改善や美白効果があると知られています。

 

また更年期障害の治療薬としても利用されています。

プラセンタはホルモンバランスを整えたり、自律神経の働きを正常にしたりする働きがあるため、更年期障害の症状を改善または軽減が期待できます。

 

その他にもアトピーや花粉症などのアレルギー症状も緩和できるほか、多くの病気(糖尿病や肝機能障害・腎臓病・心筋梗塞・高血圧など)の症状を改善できる薬理効果を持っているので、健康な人であっても「疲労回復」や「むくみ」を改善する目的で利用する人も増えています。プラセンタは美容面でも医療面でも多岐にわたる活躍を期待できる、美と健康に特化した成分です。

 

当院で使用している高濃度プラセンタ薬剤の胎盤の由来は、日本の特別な契約をした16 の病院(関東)において、胎盤提供者の1人1人について、ウイルス検査を実施し、ウイルス感染の無い健常妊婦の満期胎盤のみです。

1. 未熟児、堕胎による胎盤は、一切使用いたしません。また、正常な胎盤のみ、病院内で即時冷凍保存されます。

2. 日本国内以外でのヒト胎盤の収集は一切行いません。

 

 

 

 

製造工程

日本国内でヒト由来原料の確固たる信頼と実績があり、医薬品GMP に準じる製造設備を持つ、国内最大原料メーカーによって、製造されています。

1. 原料メーカーに納品時、ウイルス検査を実施し、安全が確認された原体のみ、胎盤と臍帯を分離して原料の製造工程に入ります。

2. 製造工程の中で、酵素分解→遠心分離(3,500rpm,10 分)→ろ過(200nm)→加熱殺菌処理が行われ、減圧凍結乾燥処理(-40℃・20 分→-20℃・12 時間) により、乾燥末原料が得られます。

3. 得られた乾燥末原料について、一般細菌・重金属試験、再度、ウイルス試験などの安全試験を実施。規格内の乾燥末原料のみ、滅菌済バイアル瓶に充填されます。

 

ウイルス検査  

下記すべての試験において、陰性である。

(1) HIV 抗原・抗体

指定の希釈倍率で調整した本品につき測定するとき、COI は1.00 未満である。(CLIA 法)

(2) TPHA (定性)

指定の希釈倍率で調整した本品につき試験するとき、陰性である。(LA 法およびPA 法)

(3) HCV-RNA (定量・定性)

指定の希釈倍率で調整した本品につき測定するとき、1.2LogIU/mL 未満であり、

増幅反応シグナルは検出されない。(TaqMan-PCR 法)

(4) HBs 抗原(定性)

指定の希釈倍率で調整した本品につき測定するとき、陰性である。(RPHA 法)

 

 

当院取り扱い高濃度プラセンタサイトカイン量


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成長因子

特徴

EGF

(上皮細胞増殖因子)

・表皮細胞を増殖する成長因子

・肌のターンオーバーを促進

FGF

(繊維芽細胞増殖因子)

・肌の真皮に存在する成長因子

・コラーゲンを産生する繊維芽細胞の増殖を促す成長因子

HGF

(肝細胞増殖因子)

・肝細胞の増殖を促す成長因子

・正常な肝細胞を増やす事で肝硬変や慢性肝炎を防ぐ

通常のプラセンタ製剤よりサイトカイン量が数倍以上含まれています。

 

効果

創傷治癒、滋養強壮、お肌のハリ・弾力(他のプラセンタ製剤より、FGF(繊維芽細胞増殖因子)が多く含まれている為、

真皮の繊維芽細胞の増殖を促します。

 

推奨治療回数

治療回数:2~3週間毎、その後維持の為に3~4週間に1回程度