PRP療法

PRP

PRP: Platelet Rich Plasma自家多血小板血漿

PRP(多血小板血漿)療法とは、ご自身の血液中に含まれる血小板が放出する成長因子(グロースファクター)を活用し、本来人間が持つ自然治癒力の活性化を目指す再生医療の一つです。
PRPは、採血した血液を遠心分離することで得られる血小板が豊富に含まれた血漿成分であり、組織の修復や再生をサポートする可能性があるとされ、さまざまな分野での応用が進められています。
もともとは、難治性皮膚潰瘍、褥瘡(床ずれ)、熱傷、糖尿病性壊疽などの皮膚再生や、歯科領域における歯槽骨や歯肉の再生補助などに用いられてきました。
その後、2000年頃からは欧米を中心に、スポーツ選手(サッカー選手、メジャーリーガー、プロゴルファーなど)の外傷治療に応用され、近年では日本国内でも、整形外科分野において、肘や膝の慢性痛、腱・靭帯・筋肉の損傷などに対する新たな選択肢として注目されています。
特に、ステロイド剤を使用せずに体に優しいアプローチが可能である点も、PRP療法の特徴の一つです。
なお、本治療は保険適用外の自由診療となり、効果の現れ方や持続期間には個人差がございます。すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
治療の適応や方法については、医師による事前の診察・説明のうえで、ご理解・ご同意をいただいた方のみ実施しております。
詳しくは、医師とのカウンセリングをご利用ください。

治療の概要

提供する再生医療等 自家多血小板血漿(PRP)を利用した軟·硬組織の再生医療
再生医療等の分類 第三種
再生医療等提供計画の計画番号 PC7180084
対象治療者 再生医療等を受ける者の基準細胞提供者は再生医療等を受ける者本人で、本人の同意が得られる場合に限る。16歳以上20歳未満の場合は親権者と本人の同意が必要となり16歳未満の場合には行わない。担当医が細胞提供者の診察をし、病歴聴取、全身状態の確認、血液検査(生化学検査、血液学的一般検査、免疫・血清学的検査)を行う。結果を確認の上、適格性を確認する。また下記のような疾患・条件を持つ者は除外される。
(1)著しく止血困難な者
(2)基礎疾患の管理が著しく不良な者
(3)ステロイドの長期投与または高容量の投与を受けている者
(4)易感染性の者
(5)その他、医師または歯科医師により困難と判断された者
治療期間 事前説明および同意後、採血からPRP投与までの時間:約10-30分程度
投与時の所要時間 1-2分
費用 ■初回診察料:10,000円(税別)
■治療費:80,000円(税別)/1cc
治療等のリスク・副作用 ■採血は腕もしくはその他の部位の静脈に針を刺すことによって行われますが、採血の際疼痛の他恐怖感による不快症状血腫形成皮下出血斑神経損傷感染が極めてまれに起きることがあります

治療の流れFlow

以下、治療の流れです。ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

  • 内容1

    カウンセリング

    事前説明およびご同意をいただきます。

  • 内容2

    診察および採血

    患者様の状態を確認し、治療適応がある場合は、血液を採取します。

  • 内容3

    PRPの分離・調製(約30分)

    採取した血液を専用の遠心分離機で処理し、多血小板血漿(PRP)を抽出・調製します。

  • 内容4

    患部への注射

    調製したPRPを注射により患部へ直接投与します。局所麻酔を併用する場合もあります。

CONTACTお問い合わせ・ご相談

ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

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診療時間 10:00 - 19:00 / 休診日 水・木

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